ぬりかえDr.トピックス

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アスファルトシングル屋根の改修にご注意

こんにちは!ぬりかえDr.くんです。

アスファルトシングル屋根ってご存じですか?アスファルトシングル材とは、グラスファイバー(ガラス繊維)を基板としてアスファルトをコーティングし、表面が傷つかないように石粒や砂などを表面に施した屋根材のこと。アメリカでは8割のシェアを占める非常にメジャーな屋根材ですが、アスベストが使われていた時期があるんです。

今回は、アスファルトシングル屋根材とアスベストの関係、改修方法などについてご紹介します。

アスファルトシングルにはアスベストが含まれている?!

日本では1975年9月に吹き付けアスベストの使用が禁止されました。それ以降、何度もアスベストの危険性が指摘されていましたが、全面的に使用が禁止されたのは2006年9月1日。約31年の月日を要しています。アスベストの危険性が一般に周知され始めたのは、2005年にアスベスト原料や資材製造に携わっていた作業員やその家族が相次いで亡くなり、工場周辺の住民も同様の被害を受けているのが明らかになったためです。そこから政府が動き始め、2006年9月1日に全面的にアスベストの使用が禁止されることになりました。

前述のとおり、2006年9月1日以前に施工されたアスファルトシングルにはアスベストが含まれている可能性があります。心当たりがあれば、屋根材と防水シートについて、アスベスト含有の有無を事前調査しましょう。現在は屋根材の名前や型番でアスベストが含まれているかどうかがわかるサイトがあるので、そちらで確認してみるのも良いでしょう。屋根材の名前や型番などが分からない場合は、業者に確認してもらいましょう。

石綿(アスベスト)含有建材データベースサイトはこちら

尚、アスベスト含有の有無により、廃材となったアスファルトシングル屋根材の処分金額が大きく異なります。アスベストを含有している場合、処分費用はかなり高くなります。

アスファルトシングル屋根を改修する3つの方法

アスファルトシングル屋根材の耐用年数はおおよそ10年程度と考えておきましょう。アスファルトシングル屋根を改修する方法は主に3つあります。

1)既存の屋根の上から新しくシングル屋根を貼る
コストを(2)より安く抑えられますが、現状で雨もれが多く発生している等、下地の状態が悪くなっている場合は、この工法では施工できません。

2)全部外して全取り替え
コストが高くなりますが、美観的には非常に良くなります。

3)上からガルバリウム鋼板を貼る
ガルバリウム鋼板が高価ですが、既存のアスファルトシングル屋根の上から張るので撤去費用が不要となり、施工期間も短くて済みます。さらに、ガルバリウム鋼板は断熱力があって保証年数も最長15年(赤サビ保証は20年、穴あき保証は25年)と長く、ランニングコストも併せて考えるとガルバリウム鋼板が一番のおすすめです。
ちなみに、カラーベスト屋根の場合もガルバリウム鋼板を上から張る施工方法が適用できます。

ガルバリウム鋼板屋根が持つ4つのメリット

ガルバリウム鋼板は、薄い鉄板の表面にアルミニウム・亜鉛・シリコンのメッキを施したものです。ガルバリウム鋼板が登場したのは約40年前。それまでトタン板が使われていた場所で使われるようになりました。
ガルバリウム鋼板屋根の4つのメリットをご紹介します。

1)軽量かつ高耐震性
スレートの約20%程度、瓦の約5%程度の重さしかなく、この軽さが耐震性を高めます。

2)高防水性
金属なので吸水性がなく、水を通したり、凍害の影響を受けることがありません。

3)屋根の勾配を緩くできる
スレートや瓦は水はけの観点から2寸5分(約11.3度)以上の勾配が必要です。ガルバリウム鋼板は0.5寸(約3度)から施工が可能です。

4)形状の自由度が高い
ガルバリウム鋼板はさまざまな形状に簡単に加工でき、意匠の自由度も高い屋根材です。

アスファルトシングル屋根の改修においては、耐久性や加工自由度も高いガルバリウム鋼板屋根材を上から張る方法をおすすめします。

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