ぬりかえDr.トピックス

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コンクリート打ちっ放しの内壁は改装時に注意が必要?!

塗装した壁を壁紙クロスでリフォームするのは難しい?
こんにちは!ぬりかえDr.くんです。
コンクリートの打ちっ放しや建物の躯体に塗料を直塗りする仕上げは店舗でよく用いられる方法ですが、一般のご家庭でも「こんな内装にしたい」と要望されるお客さまがいらっしゃいます。また、最近になってコンクリート直塗りだった壁を、改装に合わせてクロス貼りに変えたいというお客さまが増えているのですが、これが意外に手間のかかる難敵だったりします。
今回は、屋内改装時にペンキ塗料で塗られた壁にクロスを貼る際に注意すべき点をご紹介します。

塗装した壁にペンキを貼るのは下準備が必要
まず、塗装した壁面に直接クロスを貼ることはできないと考えてください。なぜなら、クロスに付いた糊が壁面に吸収されることによって接着効果が発生するのですが、塗料が塗られた壁面は糊を吸収せず浸透しないのです。そのためすぐに剥がれたり、水分によって膨れてしまうトラブルが発生し長持ちしません。それでもペンキを塗った壁にクロスを貼りたい場合は、別に下準備をする必要があります。

下地を作る2種類の方法
ペンキで塗られた壁にクロスを貼るための下準備、それは塗装下地を作ることです。
下地を作る方法は主に2つあります。

1)下地ボードを貼る
ペンキで塗装された壁の上からベニヤ板などの下地ボードを貼る方法です。下地ボードの上にクロスを貼れば、ペンキの影響を受けることがなくなり美しく仕上がります。ただし、下地ボードの材料費や施工費用がかかりますから、通常のクロス貼りよりも時間も費用も掛かります。

2)シーラーを塗る
シーラーはクロスを貼ることができる液状の下地材です。ペンキ塗りの壁の上にシーラーを塗装し、クロスが貼れる下地状態にしてしまうのがこの方法です。クロスの糊はシーラーと接着するので剥がれませんし、下地ボードのように壁の厚みが増えることもありません。ただし、シーラーが乾燥するまで待つ必要があり、通常のクロス貼りはもちろん下地ボードを貼る場合よりも時間がかかります。また、シーラー処理しても元のペンキが劣化すると一緒に剥がれてしまう可能性もあります。

いずれにしてもペンキを塗った壁にクロスを貼るには、費用と時間の追加が必要になることを理解した上で判断しましょう。

プロの助言を元に決めるのが正解
塗装された壁にクロスを貼るには、下地を作る必要があることをご紹介しました。下地を作る方法としては、「下地ボードを貼る」と「シーラーを塗る」という2種類の方法が存在します。どちらの方法を採用するにしても、現場をプロに見てもらい、助言を求めた上で判断されることをおすすめします。

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