ぬりかえDr.トピックス

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アスファルトの割れは予防できるか?!

アスファルトの継ぎ目の割れに注目
こんにちは!ぬりかえDr.くんです。
物流倉庫のスロープの両サイドや建物との接合部分に、アスファルトの割れ目が出来ているのを見かけることがあります。このアスファルトの割れ目はどのようにして生まれるのでしょうか。そして割れ目部分を補修することはできるのでしょうか。今回は、アスファルトの割れ補修についてご説明していきます。

アスファルトの割れは補修が困難?
建物内を大型トラックが行き交うような物流施設の改修工事の際、「アスファルトが割れているので補修できませんか?」と相談されることがありますが、結論から言うとアスファルトを敷設しなおすしか方法がありません。
物流施設は大まかに言うとスロープ部分と建物部分に分かれますが、スロープと建物をつなぐ部分でアスファルトの割れが起こりやすいようです。これは、建物とスロープに伝わる振動が異なるため、それぞれに発生した違う動きが接合部でぶつかってしまうために起こります。特に重たい荷物を積んだ大型トラックなどの往来による振動は、スロープと建物の接合部に複雑で大きな負荷を掛けることになります。

アスファルトの割れを防ぐ方法はある
このようなケースを防ぐには、スロープ部と建物部の接合部にグレーチングなどを設置し、直接アスファルトがつながっていない環境を作ることで、ひび割れを起こりにくくすることが可能です。各所にグレーチングや継ぎ目があることで美観的には劣りますが、将来の修繕費などを考慮すると「縁を切っておく」措置を行うことは、十分価値があると思います

原因は価格優先の相見積り?!
アスファルトの割れを起きにくくする方法があるにもかかわらず、なぜ多くの施設でこのようなことが起きるのでしょうか?残念ながら、多くの業者は競争見積価格を下げるために「縁を切る」作業を省くためです。相見積もりに晒されている業者が、一円でも安い見積を作るため予防措置の提案をカットしてしまうのです。その結果、将来の修繕費まで考慮した見積を提出した業者は、価格勝負で負けてしまい採用に至らないことがほとんどのようです。もちろん価格は重要な要素ですが、単に見積の額面だけで判断せず、業者の姿勢や考え方、提案内容なども含めて、発注先を選定されることをおすすめします。

日頃から修繕のプロと良い関係を築いておこう!
アスファルトの補修は非常に難しく、アスファルトの割れを予防するには、建設段階から対策しておくことが大切ということがおわかりいただけましたでしょうか。建物を長く良い状態で保つため、最初に費用を掛けておくべきこと、症状が起こってから対応すればよいことなど、条件はさまざまです。専門知識を備えた修繕のプロに相談できる関係を築いておくことが、建物を長持ちさせる秘訣なのかもしれません。

阪神佐藤興産では、補修や塗り替えなど、建物に関するあらゆるご相談をお受けしていますので、お気軽にご相談くださいませ。

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