2018.08.20
月刊ぬりかえDr.コラム地震や台風の後は屋根瓦をチェック!
瓦は少しずつ傷むもの
こんにちは!ぬりかえDr.くんです。今回は、瓦について解説します。ご自宅の屋根を瓦葺きにしているご家庭も多いと思います。常に建物の屋根を守る瓦。24時間365日、建物を風雨から守っています。そんな瓦は割れさえしなければずっと使えると思っていませんか?実は瓦も定期チェックが必要な傷みやすいものなのです。今回はそんな瓦についてご紹介していきます。
備えていても100%備えられないのが建物
日本は自然災害大国、そして台風大国でもあります。もちろんご自宅をはじめとした建物は、それを前提とした法律に則って建設されており、倒壊するようなことはほとんどありません。しかしながら、どんなに災害に備えていても100%備えることが出来ないのが建物です。さらに言うと、備えていても時間が経つにつれて多かれ少なかれ徐々に傷んでいくのが建物だと言えるでしょう。
だからこそ、定期的に建物全体をチェックし、必要な部分は少しずつ補修・交換していくことが大切です。
瓦の割れやヒビ、漆喰はがれをチェック
瓦の耐久年数はおよそ30年と言われています。年数の経過で瓦がずれてきたり寒暖の差のせいでヒビが入ったり、割れてしまうことがあります。そうした部分が、のちのち雨漏りなどの原因となります。瓦のチェックをする場合、必ずしもご自宅の屋根に上がる必要はありません。建物近くのマンションなど、高いところから見るだけでも判別することができる場合があります。
割れやヒビのチェックをしたら、次は漆喰に関するチェックをしましょう。瓦の下の茶色い土の部分が見えていたり、屋根瓦の上に白い物が落ちているようなら、漆喰が剥がれ落ちています。
棟部分もチェック
次に屋根が合わさって最も高い位置になっている棟部分も見ておきましょう。瓦のズレや赤い部分が見えていないか、草などが生えていないかをチェックしましょう。もしそうした部分が見えたら、それは棟瓦が割れているか、雨水が浸入している結果です。すぐに修理をすることをおすすめします。
瓦のズレは日夜雨風に晒されているから
動かしてもいない瓦が割れたり、瓦の下に水が入ることがあるのでしょうか? 答えは「ある」です。雨は必ずしも上から下に降るものではありません。例えば、強風の影響で横殴りの雨に遭ったことはありませんか?その風がさらに強くなると下から吹き上げるような雨になります。このように風の影響で雨は屋根の横や下から入ってくるのです。そして、瓦の下は土ですから、その土が水を吸い屋根が少しずつ反ります。反った結果、屋根と瓦の間に生じたスキマからさらに雨水が入りやすくなり、屋根の損傷が広がっていき、それが雨漏りにつながってしまいます。
阪神佐藤興産では、ご自宅をはじめとした建物の外壁塗装などと一緒に屋根瓦に関してもチェック&補修などを行うことをおすすめしています。もちろん屋根瓦に不具合があった場合、阪神佐藤興産が責任をもって補修作業を行うことも可能です。もしお客さまが大阪や神戸といった関西圏にお住まいで、ビルや公共施設の外壁塗装や屋根瓦のチェック&補修などをご検討の際は、ぜひ阪神佐藤興産までお気軽にご相談ください。