ぬりかえDr.トピックス

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外壁コンクリートパネルって知ってる?

ALCパネルはコンクリート外壁材のひとつ
こんにちは!ぬりかえDr.くんです。皆さんは、コンクリートの外壁はどれも同じだと思っていませんか?実は同じように見えるコンクリートの外壁にもさまざまな種類があるんです。今回は、そんなコンクリート外壁材の中でも、ALCパネルについてご紹介します。

ALCパネルとは?
ALCパネルは、Autoclaved Lightweight aerated Concreteの略称で、建築現場にタンクローリーがやって来て作る軽量気泡コンクリートとは異なり、主に設備が整った工場で製造されます。1920年代にヨーロッパで開発された建築資材で、珪石、セメント、生石灰、石膏、アルミニウム粉末などを主材料とし、これらの材料を凝固させて180度という高温、10気圧もの高圧の蒸気をかけて10数時間養生して作られます。
ALCパネルは、耐火性、防火性、強度といった建築物に必要な多くの性能を高いレベルで満たしています。そのために、外壁材や床下地はもちろんのこと、間仕切り壁や屋根裏の下地、さらには鉄骨建築用の耐火被覆などにも用いられています。

ALCパネルが備える6つの特長
1)耐久性
緻密に結合したトバモライト結晶を豊富に含んでいます。逆に有機物は含んでいないため、乾燥による収縮や熱による膨張の影響を受けにくくなります。結果、ひび割れや反り、割れなど乃変形が起きにくい素材となっています。
2)断熱性
ALCパネルは水よりも軽い気乾比重0.6。その秘密はパネル内部に無数の気泡があるから。この気泡が断熱に大きな役割を果たします。空気が層を作り熱の伝わりを抑え、夏の暑さや冬の寒さから室内の温度環境を守ります。
3)防火性
建築部材は火に強いことが重要条件のひとつです。ALCパネル素材は無機質なため、難燃性が高く煙や有毒ガスを発生することがありません。また、ALCパネル内部の気泡が熱の伝達を遅らせるために、火や熱に強いとされています。ALCパネル自体が高い防火性能を備えていると言えるでしょう。
4)防災性
圧縮や引っ張りに強く、高い柔軟性を備えているALCパネル。地震時の構造体の変形をALCパネル間の目地で吸収できる構造となっています。また、住宅のトラブルの中で最も多いとされる雨漏りやひび割れにも強く、ALCパネルの厚みとパネル間を埋めるシーリング、そしてそれらをコーティングする塗装剤によって雨漏りやひび割れを防ぎます。
5)遮音性
快適に暮らすには、騒音をコントロールすることが重要です。ALCパネルは遮音壁や遮音床に用いられるほど優秀な遮音性能を備えています。ALCパネル自体が音を通しにくいのは、その厚みとALCパネル内に多数存在する気泡が音を吸収するからです。
6)環境共生
ALCパネルは珪石や石灰、セメントなど自然素材を使用した無機建材です。ALCパネル製品の中には、メーカーがリサイクルシステムを確立しているものも多く、現場から回収されたALCパネルをセメント原料や軽量人工土壌などにリサイクルしているようです。

阪神佐藤興産では、ご自宅をはじめとした建物の外壁塗装はもちろんのこと、さまざまな修理や補修、外壁塗装に関するご相談を賜っています。もしお客さまが大阪や神戸といった関西圏にお住まいで、ALCパネルを用いた建物の改修や外壁塗装などをご検討の際は、ぜひ阪神佐藤興産までお気軽にご相談ください。

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