2018.06.15
月刊ぬりかえDr.コラムヒートアイランド現象を緩和するATTSU-9 ROADに注目!
道路を遮熱する専用塗料がある!
私はぬりかえDr.のキャラクター、ぬりかえDr.くんです。前回までは熱い夏に建物内で快適に過ごす塗料やフィルムをご紹介してきました。今回は、なんと道路を遮熱する塗料『ATTSU-9 ROAD』のお話です。これを塗布した道路が増えれば、ヒートアイランド現象も緩和されるかもしれません。
道路を遮熱する塗料も存在するのです!
このATTSU-9 ROADは、一般的なアスファルト道路用の遮熱性舗装塗料です。遮熱性舗装塗料とは、日射エネルギー量の約50%を占める赤外線を効率的に反射し、道路の温度上昇を抑制する塗料です。これにより、歩行空間や沿道の熱環境が改善され、ヒートアイランド現象の緩和が期待できます。
もちろん住宅のエントランスや車止め、ロータリー、駐車場へのルートを舗装している場合は、このATTSU-9 ROADを利用して遮熱することができます。また、不動産をお持ちのオーナーさまは、所有ビルやアパートの外側通路や駐車場、エントランス前のアプローチ部分などに利用すると効果があります。さらに、プールサイドにATTSU-9 ROADを施工されるケースもあるようです。
さまざまな特徴と強みを持ったATTSU-9 ROAD
ATTSU-9 ROADの特徴はたくさんあります。プロユースですが、個人でも活用することで不動産の資産価値を上げたり、省エネルギー力を向上させたりすることができます。
ATTSU-9 ROADの特徴
1)太陽光線の50%を占める近赤外線を効率良く反射することができます。
2)路面温度低減効果により、耐流動対策になります。
3)新設、既設は問いません。透水性舗装および排水性舗装の表層部に適用できます。
4)塗布後は散水などをしなくても路面温度低減効果を発揮するので、水道代のコストダウンに繋がります。
5)カラー化も可能です。景観や道路状況に応じた舗装が可能です。
6)用途に応じて、ウレア系と水性がありますので、周辺状況や目的、条件に合わせて使い分けが可能です。
7)紫外線劣化に強く、柔軟な伸び率があり、アスファルト下地との高い密着力を発揮。高耐久性を実現。
8)ポリウレア系樹脂の採用で超低臭性を実現。住宅地での施工も問題ありません。
9)路面温度低減効果は室内試験においては11度以上の結果があります。
10)危険物等級が低いため、届け出なしで施工可能です。
11)揮発物がほとんど含まれていないため、VOCの発生はごく少量です。
12)表面の滑りにくさを長期間持続します。
最大12度以上の温度抑制効果を実現!
ATTSU-9 ROADの遮熱は、実験によって実証されています。
熱電体を舗装表面から10mmの深さに埋め込んで、路面温度の連続測定を行う実験を行っており、その結果も公表されています。アスファルト舗装(既設舗装)に比べ、最高温度差で最大9.5度、同一時刻の温度差では最大で12.8℃の温度抑制効果が観測されています。
この結果を踏まえ、公式マラソンコースにATTSU-9 ROADが採用されました。実際に開催された試走会でも、参加したアスリートや関係者から効果があると大変好評だったそうです。
阪神佐藤興産では、こうした技術力の高い製品も扱っております。もしお客さまが大阪や神戸といった関西圏にお住まいで、遮熱に興味がおありならば、ぜひATTSU-9製品の施工実績を持つ阪神佐藤興産にお気軽にご相談ください。