2024.03.01
月刊ぬりかえDr.コラム無垢材フローリングのリノベーション|ぬりかえコラム
こんにちは!ぬりかえDr.くんです。
今回は、無垢材のフローリングを採用した床のリノベーションについてご紹介します。
無垢材には自然な風合いや天然木が持つ優れた特性を室内に持ち込める点など、たくさんのメリットがあるようですが、実際どうなのでしょうか?!
無垢フローリングの特徴やメリット
無垢フローリングは高い調湿性能を備えていますので、梅雨時期は湿度が高く、冬場は乾燥する日本の気候にとても合っていると言えます。また、木の温もりを感じる独特の肌触りも無垢フローリングの大きなメリットです。吸湿するので冬場は温もりを感じ、夏場はさらっとした感触を楽しめます。
また、大きな特徴は経年変化があること。天然木で作られた無垢フローリングは経年するごとに色や風合いが少しずつ変化していきます。この色合いが無垢フローリングの味わいをさらに深いものにしてくれます。
無垢フローリングのデメリット
人気の無垢フローリングにもデメリットはあります。まず、傷が付きやすい点が挙げられます。ものを落としたり、椅子を引きずっただけでもキズができます。
また、自然材のため膨張や収縮が起こるのもデメリットとされています。エアコンなどを使いすぎると部屋内が乾燥しすぎて、無垢材が割れてしまうこともあります。過度な乾燥に注意し、適度に換気したり加湿器を設置するなど多少の工夫が必要となります。
無垢材ぬりかえリフォーム事例
以前、幼稚園のリフォーム時に色がまだらに変化した無垢材の床面をキレイにしたいと相談をいただきました。無垢材の上からCFシートを貼る方法なら簡単かつ短期で施工出来ますし、メンテナンスも容易ですが、無垢ならではの風合いは消失します。そこで無垢フローリングを塗装する方法をご提案しました。
当初は公園のベンチなどで用いられるキシラデコールと呼ばれる塗料を使用する予定でしたが、この塗料には防腐剤が含まれているため、子どもたちがへの影響に不安がないわけではありません。そこで防腐剤が含まれていない天然塗料のオスモと呼ばれる塗料を選択しました。
施工は、電動サンダーで既存のワックスをすべて削り取ってからオスモを塗装。さらに耐久性を高めるために無職透明のクリアワックスを塗布しました。クリアワックスは子どもたちの転倒を防ぐため、滑りやすい10分ツヤではなく、3分ツヤと5分ツヤのワックスを2層重ね塗りしてツヤ無しで滑りにくくすることを優先して仕上げました。
美観だけではなく、園児のお子様たちの安全性に配慮する工夫を取り入れた施工となり、喜んでいただくことが出来ました。
無垢フローリングのリフォームもプロの業者に相談を
ここまで無垢フローリングのメリットやデメリット、実際のリフォーム事例を紹介してきました。無垢材は質感の良さがあり人気の素材ですが、注意すべきポイントがあることもご理解いただけたかと思います。また、無垢材ならではの特性を活かしつつ、使う人に配慮したリフォーム方法が求めらますので、経験豊富な業者を選ぶことをおすすめします。
阪神佐藤興産は、外壁塗装やぬりかえ以外に、マンションやアパート、戸建てのリノベーションをはじめとする多くの内装リノベーションで、プランニングや施工も手掛けてきました。ご自宅はもちろん公共施設の無垢材フローリングのリフォーム経験も豊富です。内装リフォーム、リノベーションなどにご興味をお持ちの場合は、阪神佐藤興産までお気軽にご相談くださいませ。