ぬりかえDr.トピックス

ぬりかえDr.トピックス

お家の価値と快適さがアップ!4フッ化フッ素セラミック塗料

よく聞く『フッ素』ってなあに?

私はぬりかえDr.のキャラクター、ぬりかえDr.くんです。今注目されている塗料のひとつ『4フッ化フッ素セラミック樹脂塗料』について紹介します。

『フッ素』って聞いたことありますか?
フッ素は、非粘着性(あらゆるものが粘着しにくい)という性質を持っており、歯科医院で歯の表面に塗布されたり、フライパンなどの調理器具に『フッ素樹脂』が使われるなど、私たちの暮らしに大きく貢献しています。実は、フッ素は「20世紀の大発見のひとつ」と言われているのですが、1886年にホタル石という鉱石を用いてフッ素を単離できて以来、まだ歴史は浅く、その可能性は今後もまだまだ広がっていくと考えられています。

フッ素の特性は「非粘着性」「化合物を生み出しやすい」「耐薬品性」「耐熱性が高い」など多彩です。こうした特性を活かして生まれたのが、焦げつかないフライパンなどで利用されている『フッ素樹脂』です。

『フッ素塗料』がさらに進化した『4フッ化フッ素セラミック樹脂塗料』

塗料の世界も、このフッ素樹脂が持つ特性である「非粘着性(汚れが付着しにくい)」「耐薬品性(酸性雨に強い)」「低摩擦性(雪が滑り落ちやすい)」「耐候性(紫外線に侵されにくい)」「難燃性(火に強い)」といった特性に注目。フッ素樹脂が持つ特性はそのままに、塗料として使用できるフッ素樹脂塗料が開発されました。

フッ素樹脂塗料は、アクリル樹脂塗料やウレタン樹脂塗料、シリコン樹脂塗料などと比較しても非常に高性能な塗料としてもてはやされました。しかし、外壁塗料として最も求められる「耐候性」に改善の余地があったのです。
そこで、より耐候性に優れ、環境にも配慮したフッ素樹脂塗料の開発が行われました。
具体的には、従来主流だったフッ素樹脂塗料は3フッ化フッ素樹脂塗料が主流でしたが、塩素原子により劣化するという弱点があり、これが原因で他の塗料に比べると高価にも関わらず、耐候性に関しては若干の物足りなさがありました。この弱点を解消するために、塩素原子の代わりにフッ素原子をもう一つとセラミック変形樹脂(無機系)を結びつけることで、3フッ化フッ素樹脂塗料の弱点を見事に克服した『4フッ化フッ素セラミック樹脂塗料』が誕生しました。

3フッ化フッ素樹脂のモノマー構造と4フッ化フッ素セラミックのモノマー構造
モノマー構造の違い

4フッ化フッ素セラミック樹脂塗料の特長とは?

4フッ化フッ素セラミック樹脂塗料の特長は大きく2つあります。ひとつは「超耐久性能」を備えていることで、もうひとつは「超低汚染」であること。この2つの特長をそれぞれ紹介します。

「超耐久性能」がコスト削減を生み出す!

従来の一般的なフッ素樹脂塗料やウレタン系塗料と比較しても、4フッ化フッ素セラミック樹脂塗料は非常に耐久性が高いことが、実験を通して証明されています。

紫外線照射による促進対候性試験結果のグラフ
※日本ペイント「ファイン4Fセラミック」のパンフレットより抜粋

15~20年に1度の塗り替えでOK?!

フッ素樹脂塗料は、多くの塗料の中でも高い耐久性を発揮する塗料です。高耐久性を備えた高機能塗料として、超高層建築や公共性の高い大型建築などにおいて、改修工事やメンテナンスが困難なシーンで利用されることが多くなっています。フッ素樹脂塗料に求められているのは、耐久性や低汚染性といった機能性をさらに向上することだったと言えます。
実際に、コンクリート建築の外壁塗装の場合、ウレタン系塗料が5~8年に1回の塗り替え、シリコン系塗料が6~10年に1回の塗り替えが必要だとすると、4フッ化フッ素セラミック樹脂塗料10~15年に1回の塗り替えでOKとなります。
このように4フッ化フッ素セラミック樹脂塗料は、高耐久性を極めることで建物のメンテナンス時期の延長や洗浄コストの低減を可能にし、結果的に建物のライフサイクルコストの低減をもたらします。また同時に、環境負荷の軽減にもつながります。

「超低汚染」が建物を汚れから守る!

壁を見ると、上から下に向かってタテに雨すじ状の汚れが目立っている建物を見かけます。新しい建物もあの汚れがあると、なんだか内部も含めて十分に清掃されていないような印象を受けてしまいます。
実はあの汚れ、建物の上の方にある水平面や突起物の上にホコリや汚れが積もり、雨が降った時に汚濁水として壁面を流れ落ちる過程で、汚れ物質が壁面の塗膜に付着することで生じる汚れ。特に親油性の汚れが、壁面の塗膜に付着しやすくなります。
こうした雨ダレの汚れを防ぐには、塗膜表面を徹底的に親水性にすることが有効だと分かってきました。親水性が高ければ「汚れを雨で流し落とす」という発想が可能になるのです。4フッ化フッ素セラミック樹脂塗料の塗膜は、従来の塗料に比べて非常に高いレベルの親水性を備えています。そのため、カーボンなどの親油性物質が付着しにくくなるとともに、雨水が流れた時に付着した汚れを一緒に流し落とすことができます。

塗膜と汚染物質のモデル図
※日本ペイント「ファイン4Fセラミック」のパンフレットより抜粋

低コストで4フッ化フッ素樹脂塗料が使える!

低コストで高耐性な4フッ化フッ素樹脂塗料が使用OK!

VITAシリーズの「ヴィータウォールⅡ」ぬりかえDr.のオリジナルブランドで、サイディング外壁の一戸建ての場合に他の4フッ化フッ素樹脂塗料よりも断然低コストで利用できます。低コストの秘密を紹介しつつ、4フッ化フッ素樹脂塗料の特長をおさらいしていきましょう。

低コストの秘密は「2回塗り」にあり!

通常の4フッ化フッ素樹脂塗料は、下塗り、中塗り、上塗りの3工程が必要となります。しかしながらVITAシリーズはサイディング外壁の一戸建ての場合に限り、下塗り兼中塗りで1工程、そして上塗りという2工程で仕上げることができます。工程が一つ減ることで工期を短くでき、同時に使用塗料の量も少なくて済むため、4フッ化フッ素樹脂塗料を通常よりも低コストで採用することができるのです。

では、なぜ下塗りと中塗りが1工程で可能なのでしょうか?
それは「ヴィータウォールⅡ」の下塗り兼中塗りの塗料に秘密があります。
通常の4フッ化フッ素樹脂塗料の下塗り剤は、壁面と中塗り塗料を密着させるための接着剤的な役割が大きいとされています。しかし、この「ヴィータウォールⅡ」の下塗り兼中塗り塗料は、シリコン樹脂の塗料を使用しており非常に接着性能が高く、下塗りと中塗り両方の役割を果たせるためです。

4フッ化フッ素樹脂塗料の特長「高耐候性」「低汚染性」

1)高耐候性

4フッ化フッ素樹脂塗料と言えば、独特の高耐候性が最も大きな特徴です。紫外線や雨、風など、過酷な気象条件に対して優れた性能を発揮。長期にわたり建物の美観を保ち、外壁塗り替えの回数を減らせるためにトータルコストの削減にも貢献します。

2)低汚染性

もう一つの特長は、汚れに強い低汚染性。塗膜表面に親水成分を生成することにより、空気中のチリやホコリ、排気ガスなどによる雨筋汚れが少なくなります。これにより、頻繁に塗り替えることが困難な建物や高所に対しても、安心してご利用いただけます。

まだまだある!ヴィータウォールⅡの特長

1)高付着性

防食仕様における基準試験でもある落下試験において、剥離することはほとんどありません。金属下地に対する高い付着性や柔軟性を発揮します。

2)高遮熱性

ヒートアイランド現象の効果的な抑止策として期待できる遮熱塗料への対応もしています。従来の遮熱塗料に比べて耐候性や遮熱性に優れたシステムを採用しているため、約10度から20度程度表面温度を下げることができ、熱劣化を抑制することができます。加えて夏の省エネルギーに貢献します。

3)耐白亜化性

塗膜劣化が進むと、塗膜表面に白亜化が見られて色あせを起こします。しかし、ヴィータウォールⅡは指でこすっても白くなるような変化は起こりません。これは顔料選定の際に、あえて過酷な宮古島で試験を行い優れた素材を選定したから。結果、優れた耐候性を実現しています。

通常は塗装に3工程必要な4フッ化フッ素樹脂塗料ですが、このヴィータウォールⅡを使って2工程で塗装できるのは、サイディング外壁の一戸建ての場合のみ。確かに条件は限られますが、該当した場合は非常に低コストで高機能な塗料「4フッ化フッ素樹脂塗料」を使用することができます。もし条件を満たしていれば、この「ヴィータウォールⅡ」を使わない手はありません。

まとめ

サイディング外壁の一戸建ての外壁塗装を検討されているあなた!ぜひぬりかえDr.にご相談ください。
ぬりかえDr.の「ヴィータウォールⅡ」で少しでもお得に、そして綺麗が長持ちする外壁で快適な生活を実現しましょう!

お問い合わせ

お問い合わせ、無料お見積り・外壁無料診断のご相談など、お気軽にお問い合わせください。