ぬりかえDr.トピックス

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ブロック塀は危険なの!?

意外に危険なブロック塀
こんにちは!ぬりかえDr.くんです。最近、ブロック塀の解体の相談が増えています。台風などの影響でブロック塀が連なって倒れたり、ブロック塀の下敷きになり、お子さまが亡くなるという悲惨な事故も起こりました。今回は、ブロック塀の解体や構造についてご紹介します。

ブロック塀には厳しい基準が定められている
ブロック塀は、本来鉄筋で補強されたコンクリート基礎の上にのっています。日本建築学会の指針によると、ブロック塀の高さによって異なりますが最低でも35cm以上根入れするよう規定されています。しかし、コンクリートの基礎は地中に埋まっているケースが多いので、コンクリートの基礎が鉄筋で補強されているかどうか分からないのが現実です。また、コンクリートの基礎を確認できたとしても、その基礎が鉄筋で適切に補強されているかどうかまで目視することはできません。
塀の高さにも規定があり、1.2m以上積む場合は厳しい条件があります。また、ブロックの厚さにも基準があります。法令ではブロックの厚さは 10 cm以上とされていますが、日本建築学会の設計規準では安全性を高めるために12 cm以上と規定されています。

ブロック塀の危険性を確認する5+1項目
コンクリートブロック塀は耐久性の高い素材ですが、風雨にさらされているため、劣化を止めることはできません。主な劣化症状としてはコケやカビの発生、白華現象、剥がれ、ひび割れ、中性化、鉄筋のさびなどです。
ブロック塀が危険かどうかを見分けるのは難しいとされていますが、自分でもある程度行うことができる5項目を国土交通省が発表しています。

1. ブロック塀の高さは地盤から2.2m以下か。
2. ブロック塀の厚さは10cm以上か(高さ2m超の場合は厚さ15cm以上)。
3. ブロック塀の高さが1.2m以上の場合、塀の幅3.4m以下ごとに控え壁があるか。
4. コンクリートの基礎があるか。
5. ブロック塀は健全かどうか。

これに加えて、ブロック塀に鉄筋があるかどうかを確認しましょう。これは素人では確認できないので、信頼できる専門業者に依頼して確認してもらいましょう。

ブロック塀はフェンスに交換されつつある
危険と判断された、あるいは劣化していると判断されたブロック塀は、修理よりもフェンスなどに交換されるケースが多いようです。また、ブロック塀の解体は粉じんが多く発生する上、ブロックをひとつずつ外していく作業なので、時間が掛かります。一般的に、ブロック塀を解体してフェンスに交換する場合、2~3日かかるケースが多いようです。

ブロック塀の安全性確認や交換などにご興味がおありの場合は、阪神佐藤興産までお気軽にご相談ください。

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