2017.06.01
月刊ぬりかえDr.コラム「エコリフォーム」で、補助金を活用して家をリフォーム!【その2】
必須工事とリフォーム工事の組み合わせが必要
こんにちは!ぬりかえDr.のキャラクター、ぬりかえDr.くんです。今回は住宅ストック循環支援事業、通称「エコリフォーム」をご紹介する2回目となります。エコリフォームの補助金を活用するには、必須工事とそれ以外のリフォーム工事を組み合わせないと、補助金の支給はありません。今回は、エコリフォームの工事について必須工事とそれ以外の改修工事について簡単にご説明します。
必須工事は3種類の中から選ぶ
エコリフォームの補助金の該当要件を満たすには、3種類の必須工事の中から最低ひとつの工事と、それに加えていくつかのリフォーム工事を実施する必要があります。必須工事の内容をご紹介します。
1.開口部の断熱改修
内窓設置やガラスを二重ガラスに交換する、外窓を新たに設置する、ドアを交換するなど、住宅内の開口部にあたる窓や扉などをより断熱性や機密性が高いものに変更する工事です。
2.外壁、屋根、天井または床の断熱改修
外壁、屋根、天井、床のいずれかの断熱工事です。部分断熱の場合も必須工事に該当しますが、その場合は、補助額が減額されます。
3.三種類以上のエコ住宅設備改修
節水型トイレや高断熱浴槽、太陽熱利用システム、高効率給湯器などの設備をより省電力・省エネルギーな機器に改修する工事です。ただし、3つ以上設置しなければなりません。
また、最低補助額が合計5万円以上でなければなりません。もちろん必須工事を同時に二つ以上実施するのもOKです。
リフォーム改修工事は5種類の中から選択
必須工事と合わせて行うことで、エコリフォームの補助金対象になる工事は5種類あります。
1.バリアフリー改修
手すり設置や段差解消、廊下幅、さらには出入口幅を拡張する工事などが該当します。ただし、手すり設置と段差解消の工事をしても補助金の対象になるのはどちらか一つだけ、廊下幅と出入口幅の両方を拡張する工事をしても補助金の対象になるのはどちらか一つだけです。
2.エコ住宅設備の設置
必須工事の3.となっているエコ住宅設備改修と同じものが該当します。三種類以上を同時改修すると必須工事の中に含まれ、一種類、または二種類以下だけ設置した場合は、こちらのリフォーム改修工事に該当します。また、こちらも2種類改修しても補助金に該当するのは一つだけです。
3.木造工事の劣化対策工事
住宅を長持ちさせる効果がある工事を指します。小屋裏の換気口や点検口の設置、浴室のユニットバス設置、脱衣室の耐水性仕上げなど、複数の工事が該当しています。ただし、リフォーム瑕疵保険に加入することが必要となります。
4.耐震改修
耐震性を備えていない住宅を、現行の耐震基準に適合させる工事が該当します。
5.リフォーム瑕疵保険
3種類の必須工事、4種類のリフォーム工事に対してリフォーム瑕疵保険に加入する場合、その加入費用に対して補助金が受けられます。
プロの業者に相談するのが、補助金獲得の一番の近道!
今回は、必須工事と、合わせて行うことが可能なリフォーム工事の内容について、簡単にご説明しました。すべてをきちんとご説明するとなると、とても文章だけでお伝えすることができません。それぐらい複雑なのが、このエコリフォームなんです。しかもエコリフォームは、今年の12月31日までに工事完了報告を提出することが必要な上、補助金は申請ベースで一定金額に達したら交付申請がストップされてしまいます。早い者勝ちですね。
上手にエコリフォーム補助金を活用するなら、エコリフォームの制度を十分に理解した登録事業者である阪神佐藤興産にご相談ください。エコリフォーム補助金を活用する最大の秘訣は、安心・信頼できる業者にいち早く相談することです。
次回は、ぬりかえDr.くんが、1Dayリフォームについてご紹介します。