2024.11.01
月刊ぬりかえDr.コラム足場の越境や近隣への挨拶は注意が必要!
こんにちは!ぬりかえDr.くんです!
外壁塗装工事では、足場を組むことが一般的ですが、時にはその足場が隣家の敷地にかかることがあります。無理に越境を避けようとすると、作業効率の低下や、事故のリスクが高まります。
今回は、足場の越境と、工事前に行うべき近隣へのあいさつについてご紹介します。
工事の安全を確保する足場
安全な足場を組むには幅70cm程度が必要ですが、そのスペースが確保出来ない場合、建物に沿ってギリギリに足場を組み、空中で隣家の敷地に少しはみ出す形で作業スペースを確保することがあります。これを「空中越境」と言います。狭小地でも設置可能な狭い足場もありますが、作業の安全性や養生が難しくなるため、できる限り通常幅の足場を使いたいものです。
隣家に密接している壁面は日光や風雨の影響が少なく劣化しにくいため、無理に足場を組まずに、あえて塗り替えしないという選択肢もあります。塗装面が一面減るので、その分のコストを塗料の品質アップなどに向けるのもひとつの考え方です。
ご近所へのあいさつは必須です
外壁塗装を行う際には、騒音、トラックの駐車、塗料の臭い、作業員の出入りなど、普段は無いことが発生するため、足場の越境の有無に関わらず、近隣へのあいさつは必須です。説明を怠ると不誠実に感じられてしまうこともあります。施主様は工事後も隣家と長く付き合っていくことになりますので、工事内容をしっかり説明し、あいさつをして許可を得るようにしましょう。
基本的なあいさつ先は、両隣、向かいの3軒、裏手の3軒の計8軒ほどが対象ですが、工事の騒音や臭気が強い場合は、より広範囲にあいさつをする必要があります。施工業者に相談しながら進めると良いでしょう。
施工業者も近隣へのあいさつをサポート
通常、近隣へのあいさつは施工業者も行いますが、特にお隣に対しては施主様自身も行うか、施工業者と一緒に訪問することがおすすめです。その際には、ティッシュや洗剤、タオルといった、気を使われない程度のちょっとした粗品を持参すると良いでしょう。また、施工業者が同行すれば、工事内容の説明もスムーズに進められます。
スムーズな工事には、きちんと近隣対応ができる工務店を選ぶことが大切です。見積りの段階で、近隣への配慮をどのように行うかを確認するように注意しましょう。阪神佐藤興産では、あいさつの同行はもちろん、工事期間や工事内容をチラシ書類にまとめて配布しています。
耐用年数が長い塗料を選ぶのも一つの方法
どうしても狭小足場や越境が必要な現場の場合、次回の工事をできるだけ先延ばしするために、耐用年数の長い塗料を選ぶのもおすすめです。例えば、ウレタン塗装は7〜10年、シリコン塗料なら10〜15年、フッ素塗料を使えば15〜20年の耐用年数があります。長持ちする塗料は割高ですが、価値のある選択肢のひとつです。
阪神佐藤興産では、マンションや戸建てなどの外壁塗装をトータルでサポートしています。お気軽にご相談ください。